(※どこぞの翻訳記事に感化されたのか、それっぽい文章を書こうとしているようです。残念なヤツめ。
“かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのね”って感じの生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。)
2013年9月30日 文:Luke/Lycee
ゴシックホラーのイニストラードに別れを告げ、スタンダードはテーロスへと舞台を移したが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。
不肖私はパックを剥いて塩を吐き、他人のToday’s Resultに罵詈雑言を浴びせるイイネ!をつける日々を送っている。
さて、新環境で行われたSCGオープンinウースターは赤単が制し、白青コン・グルールビート・エスパーコンなどがそれに追随する形で表彰台に食い込んだ。
とはいえまだまだ環境初期で、これからぐるぐると新たなデッキタイプが台頭してくるだろう。
恥ずかしながら私も、見るに堪えない紙束を試作したり、ブレ嬢の青黒コンを礼賛したりしながら環境を模索しているところだ。
だが、どうも私はデッキに困ったらウィニーに走る嫌いがあるらしく、今回も例に漏れず白ウィニーを組もうとしていた。
が、ラヴニカへの回帰ブロックがボロスのカードプールをもたらしてくれたこともあって、ボロスウィニーを組むことにした。
ウィニーを組むにあたって、今回注目しているカードがある。《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》だ。
テーロスの新キーワード【英雄的】を孕んだクリーチャーで、自身がそれを対象に呪文を唱えると能力が発動でき、《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》は自軍クリーチャー全体に+1/+1カウンターを設置することが出来る。
云うなれば、『歩く《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》』、クリーチャーを並べて戦うボロスウィニーにはうってつけなのである。流石指揮官。
コイツで味方を強化しつつ、ボロスのキーワード【大隊】でも発動しようものなら、相手は手の施しようがないだろう。
かくして出来上がったボロスウィニーの叩き台が以下である。
----------------------------------------
《Boros Winnie Beats》
☆Creature Spell (23)
4 《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon》
4 《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》
2 《威圧する君主/Imposing Sovereign》
2 《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》
4 《灰の盲信者/Ash Zealot》
2 《鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin》
4 《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》
1 《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》
☆Non Creature Spell (15)
4 《ボロスの魔除け/Boros Charm》
2 《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》
3 《向こう見ずな技術/Madcap Skills》
3 《勇気の道/Path of Bravery》
2 《ヘリオッドの槍/Spear of Heliod》
1 《軍勢の集結/Assemble the Legion》
☆Land (22)
3 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
3 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
4 《ボロスのギルド門/Boros Guildgate》
6 《平地/Plains》
6 《山/Mountain》
☆Side Board (15)
2 《前線の衛生兵/Frontline Medic》
2 《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
1 《反逆の行動/Act of Treason》
2 《天界のほとばしり/Celestial Flare》
2 《摩耗/Wear》 + 《損耗/Tear》
2 《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks》
3 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》
----------------------------------------
聡明な皆さんならお気付きだとは思うが、いろいろと不可解な箇所が存在している。
ここからは、私のデッキ構築レベルの低さを反省するとともに、本デッキの問題点を列挙し、今後のデッキ改善に努めたいと思う。
まず、ウィニーなのにクリーチャーが多くない点が挙げられる。
白色に加えて赤色が使えることに喜び、調子に乗って非クリーチャー呪文にスロットを回しまくった結果、クリーチャーのスロットを圧迫してしまったのである。
場に作用するエンチャントを中心に採用し、小粒でもピリリと辛い精鋭クリーチャーを選んだつもりなので、何とかなるだろうと思いたい。(慢心
クリーチャーの選定に関して、1マナ域には《ボロスの精鋭/Boros Elite》や《審判官の使い魔/Judge’s Familiar》、《ドライアドの闘士/Dryad Militant》など、優秀なカードが多数存在していたが、今回はプロテクションを持つ《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon》と解鎖によってマナレシオが優秀な《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》を選択した。
《威圧する君主/Imposing Sovereign》に違和感を感じる方も多いと思うが、相手のテンポを落としてくれるのは心強い。
《火拳の打撃者/Firefist Striker》も当初採用していたが、《向こう見ずな技術/Madcap Skills》が近しい役割を果たしてくれるため、調整段階で枠外となった。
また、流行の《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》も検討はしたが、唱える呪文が少ないために採用を見送った。
クリーチャーに関してさらにいうと、4マナ以降の中堅カードが極端に少ない構築になっている。
前環境のキブラーグルールなどのデッキで活躍を収めた《地獄乗り/Hellrider》や《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》の消失は正直痛い。テーロスブロックで後任を探す必要性がある。
SCGオープンで優勝を収めた赤単には《モーギスの狂信者/Fanatic of Mogis》が採用されていたり、3位のグルールミッドレンジには《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》が採用されている。
が、このデッキに一番良さそうなのは火力置物としても役立つ《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》ではないか、と私は考えた。
並べて戦うデッキの性質を考えると《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》との併用も大いにアリかもしれない。
散々持ち上げておいた《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》が2枚しか採用されてないじゃん、という突っ込みがあるだろう。
伝統の白ウィニーの要領で、フィールドエンチャントにスロットを回し過ぎた結果、単体を対象に取る呪文のスペースが無くなってしまった。その兼ね合いによって減らさざるを得なくなったのだ。
とはいえ、ここ一番という場面で《向こう見ずな技術/Madcap Skills》や、《ボロスの魔除け/Boros Charm》を唱えることが出来れば充分強力ではあるが。
全体強化が無意味だとは決して思わないが、セカンドベストの策であったと思っている。
《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》は、このデッキの越えにくいラインであるタフネス4のクリーチャーを捌くために採用したものだが、この枠は別のカードに置き換えても良いのかもしれない。
ウィニーはテンポが命だが、テンポの悪いタップインランドを大量に採用してしまっている。
白と赤が対抗色であるが故にマナ基盤を作るのは難しいと判断し、やむなく採用をしたが、今後は基本土地に変更することも念頭に置いておきたい。
サイドボードは完全にフィーリングで組み合わせた紙束だ。「《反逆の行動/Act of Treason》ピン積みとかヤバくないっすか?」と安直な発想をしていたのが丸わかりだ。
現行で流行しているデッキへのメタをきちんと理解した上でサイドボードを構築する必要があるだろう。
かくして、「ぼくのかんがえたさいきょうのぼろすでっき(失笑)」のお話は終わりにしたい。このような記事を書いたとはいえ、まだまだ調整が必要だと痛感させられた。
稚拙な文章にお粗末なデッキ構築、と残念な部分ばかり露呈したが、こんなものでも誰かの参考になるのであれば幸いである。
最後に、ここまで稚拙な記事を我慢して読んでくれた諸兄らに感謝の意を込めて。
“かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのね”って感じの生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。)
2013年9月30日 文:Luke/Lycee
ゴシックホラーのイニストラードに別れを告げ、スタンダードはテーロスへと舞台を移したが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。
不肖私はパックを剥いて塩を吐き、他人のToday’s Resultに
さて、新環境で行われたSCGオープンinウースターは赤単が制し、白青コン・グルールビート・エスパーコンなどがそれに追随する形で表彰台に食い込んだ。
とはいえまだまだ環境初期で、これからぐるぐると新たなデッキタイプが台頭してくるだろう。
恥ずかしながら私も、見るに堪えない紙束を試作したり、ブレ嬢の青黒コンを礼賛したりしながら環境を模索しているところだ。
だが、どうも私はデッキに困ったらウィニーに走る嫌いがあるらしく、今回も例に漏れず白ウィニーを組もうとしていた。
が、ラヴニカへの回帰ブロックがボロスのカードプールをもたらしてくれたこともあって、ボロスウィニーを組むことにした。
ウィニーを組むにあたって、今回注目しているカードがある。《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》だ。
テーロスの新キーワード【英雄的】を孕んだクリーチャーで、自身がそれを対象に呪文を唱えると能力が発動でき、《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》は自軍クリーチャー全体に+1/+1カウンターを設置することが出来る。
云うなれば、『歩く《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》』、クリーチャーを並べて戦うボロスウィニーにはうってつけなのである。流石指揮官。
コイツで味方を強化しつつ、ボロスのキーワード【大隊】でも発動しようものなら、相手は手の施しようがないだろう。
かくして出来上がったボロスウィニーの叩き台が以下である。
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《Boros Winnie Beats》
☆Creature Spell (23)
4 《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon》
4 《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》
2 《威圧する君主/Imposing Sovereign》
2 《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》
4 《灰の盲信者/Ash Zealot》
2 《鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin》
4 《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》
1 《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》
☆Non Creature Spell (15)
4 《ボロスの魔除け/Boros Charm》
2 《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》
3 《向こう見ずな技術/Madcap Skills》
3 《勇気の道/Path of Bravery》
2 《ヘリオッドの槍/Spear of Heliod》
1 《軍勢の集結/Assemble the Legion》
☆Land (22)
3 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
3 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
4 《ボロスのギルド門/Boros Guildgate》
6 《平地/Plains》
6 《山/Mountain》
☆Side Board (15)
2 《前線の衛生兵/Frontline Medic》
2 《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
1 《反逆の行動/Act of Treason》
2 《天界のほとばしり/Celestial Flare》
2 《摩耗/Wear》 + 《損耗/Tear》
2 《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks》
3 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》
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聡明な皆さんならお気付きだとは思うが、いろいろと不可解な箇所が存在している。
ここからは、私のデッキ構築レベルの低さを反省するとともに、本デッキの問題点を列挙し、今後のデッキ改善に努めたいと思う。
まず、ウィニーなのにクリーチャーが多くない点が挙げられる。
白色に加えて赤色が使えることに喜び、調子に乗って非クリーチャー呪文にスロットを回しまくった結果、クリーチャーのスロットを圧迫してしまったのである。
場に作用するエンチャントを中心に採用し、小粒でもピリリと辛い精鋭クリーチャーを選んだつもりなので、何とかなるだろうと思いたい。(慢心
クリーチャーの選定に関して、1マナ域には《ボロスの精鋭/Boros Elite》や《審判官の使い魔/Judge’s Familiar》、《ドライアドの闘士/Dryad Militant》など、優秀なカードが多数存在していたが、今回はプロテクションを持つ《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon》と解鎖によってマナレシオが優秀な《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》を選択した。
《威圧する君主/Imposing Sovereign》に違和感を感じる方も多いと思うが、相手のテンポを落としてくれるのは心強い。
《火拳の打撃者/Firefist Striker》も当初採用していたが、《向こう見ずな技術/Madcap Skills》が近しい役割を果たしてくれるため、調整段階で枠外となった。
また、流行の《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》も検討はしたが、唱える呪文が少ないために採用を見送った。
クリーチャーに関してさらにいうと、4マナ以降の中堅カードが極端に少ない構築になっている。
前環境のキブラーグルールなどのデッキで活躍を収めた《地獄乗り/Hellrider》や《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》の消失は正直痛い。テーロスブロックで後任を探す必要性がある。
SCGオープンで優勝を収めた赤単には《モーギスの狂信者/Fanatic of Mogis》が採用されていたり、3位のグルールミッドレンジには《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》が採用されている。
が、このデッキに一番良さそうなのは火力置物としても役立つ《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》ではないか、と私は考えた。
並べて戦うデッキの性質を考えると《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》との併用も大いにアリかもしれない。
散々持ち上げておいた《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》が2枚しか採用されてないじゃん、という突っ込みがあるだろう。
伝統の白ウィニーの要領で、フィールドエンチャントにスロットを回し過ぎた結果、単体を対象に取る呪文のスペースが無くなってしまった。その兼ね合いによって減らさざるを得なくなったのだ。
とはいえ、ここ一番という場面で《向こう見ずな技術/Madcap Skills》や、《ボロスの魔除け/Boros Charm》を唱えることが出来れば充分強力ではあるが。
全体強化が無意味だとは決して思わないが、セカンドベストの策であったと思っている。
《戦導者のらせん/Warleader’s Helix》は、このデッキの越えにくいラインであるタフネス4のクリーチャーを捌くために採用したものだが、この枠は別のカードに置き換えても良いのかもしれない。
ウィニーはテンポが命だが、テンポの悪いタップインランドを大量に採用してしまっている。
白と赤が対抗色であるが故にマナ基盤を作るのは難しいと判断し、やむなく採用をしたが、今後は基本土地に変更することも念頭に置いておきたい。
サイドボードは完全にフィーリングで組み合わせた紙束だ。「《反逆の行動/Act of Treason》ピン積みとかヤバくないっすか?」と安直な発想をしていたのが丸わかりだ。
現行で流行しているデッキへのメタをきちんと理解した上でサイドボードを構築する必要があるだろう。
かくして、「ぼくのかんがえたさいきょうのぼろすでっき(失笑)」のお話は終わりにしたい。このような記事を書いたとはいえ、まだまだ調整が必要だと痛感させられた。
稚拙な文章にお粗末なデッキ構築、と残念な部分ばかり露呈したが、こんなものでも誰かの参考になるのであれば幸いである。
最後に、ここまで稚拙な記事を我慢して読んでくれた諸兄らに感謝の意を込めて。
コメント
あと軍勢の集結の方が謎スロットじゃないかな。俺ならテーロスのボロスカラーのレジェンド入れる。あいつが英雄的誘発したら止まらないし。
>テーロスの赤白のゴブリンパイルドライバーと同じ様な能力の奴。
《アクロスの重装歩兵/Akroan Hoplite(THS)》か。アリですね。力強そう。
>軍勢の集結の方が謎スロット
内心思ってた。5マナ域まで広げておいて、クリーチャーを採用するならまだしも置物エンチャ取る必要あるのかなーって。
まぁ、適当な4・5マナクリーチャーに取って変えられると思います。
>テーロスのボロスカラーのレジェンド
《アナックスとサイミーディ/Anax and Cymede(THS)》ね。りあじゅうばくはつしろ。
このデッキが【英雄的】発動させにくいのでガン積みは難しそうかな。1~2枚程度ってところかな。
タージク…いや、なんでもない(((